伝説の車両、 「モハ50000」
モハ50000 (以下モハ)は1980年から2000年にかけて活躍したとされる、 俗に言う「存在未確認車両」 の一つである。 モハは走る線路にこだわらずあらゆる線路を走り、 乗せる乗客にこだわらずあらゆる乗客を乗せ、 走る速度にこだわらずあらゆる速度で走った。 そしてある時、 存在しないこだわりがとうとう本当に存在しなくなり、存在しない線路の上を存在しない乗客を乗せて存在しない速度で走る。それ以降のモハに関する記録は、モハ自身の送る無線のみとなった。しばらく経って、最後の鉄道会社が無線規格を変更し、 モハの記録はただ空中を舞うのみである。