そう、これが現実。もう無理なのだ。このトレーナーとじゃ。
「ぁあ?なに?別に今更なついてもらおうなんて思ってもねぇんだよ!あと言っとくけどもうオマエLv.30だからな?フツーに考えてボチボチどっかに収まる頃合いだろ?進化石なら別にどのタイミングでもいけんだろ、やれよ、ウジウジ言ってねーでさぁ」
こんなはずじゃなかった…
それは私にだけ与えられた無数の選択肢だったはず。享受するはずのアドバンテージ。まさかこれが自分を追い詰めることになろうとは。
レベルによって進化が宿命付けられていた同期達とは違って、私は何者にでもなれる権利を有していると、そう思っていた。
でも実際は違った。選択肢があるということは、その他の選択を切り捨てるということと同義だ。あったかもしれない未来。こんなはずじゃなかった現状。